カードローンの審査に通過するためのポイントや、審査でチェックされる項目、申込から融資までの流れを詳しく解説します。初めての方でも安心して申し込めるよう、審査の仕組みをわかりやすくまとめました。
審査で重要視される3つの属性
金融機関が審査時に最も重視する3つの評価軸を解説します。
01
安定した収入
毎月一定の収入があることが最も重要な審査基準です。正社員だけでなく、パート・アルバイト・派遣社員・自営業の方でも、継続的に収入を得ていれば申込可能な商品が多くあります。年収の高さよりも「安定性」が重視される傾向にあり、勤続年数が長いほど有利になります。一般的に勤続1年以上あると審査で好印象を持たれやすいとされています。
02
信用情報
信用情報機関(CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター)に記録された過去の取引履歴がチェックされます。返済の遅延・延滞、債務整理(任意整理・自己破産など)の履歴がある場合、審査に大きな影響を与えます。いわゆる「ブラックリスト」の状態は通常5〜10年間続くため、心当たりがある方は事前に信用情報の開示請求を行い、自分の状況を確認しておくことをおすすめします。
03
他社借入状況
現在の借入件数や借入総額は審査に直接影響します。消費者金融では「総量規制」により年収の1/3を超える貸付が法律で禁止されています。例えば年収300万円の方は、他社を含めた借入総額が100万円を超えることはできません。銀行カードローンは総量規制の対象外ですが、同様の基準で自主的に審査を行っています。借入件数は3件以内が目安とされています。
申込から融資までの流れ
カードローンの申込から実際にお金を借りるまでの一般的なステップを解説します。近年はWeb完結に対応した商品がほとんどで、来店不要で手続きが完了します。
01
申込
Web・アプリ・電話・自動契約機などから申込を行います。本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)を準備しましょう。借入希望額が50万円を超える場合や、他社との合計が100万円を超える場合は収入証明書も必要になります。
02
仮審査・本審査
申込情報をもとに、まずコンピュータによる自動審査(スコアリング)が行われます。年齢・年収・勤務先・勤続年数などの属性情報を点数化し、基準を満たすと本審査に進みます。本審査では信用情報の照会や在籍確認が実施されます。
03
在籍確認
勤務先に実際に在籍しているかを確認するプロセスです。従来は勤務先への電話連絡が一般的でしたが、最近はWeb完結型を選ぶことで電話連絡なしにできる商品が増えています。健康保険証や給与明細の提出で代替できるケースも多くあります。
04
契約・融資
審査通過後、契約手続きを経て融資が実行されます。振込融資なら最短即日で口座に入金されます。カードが発行される場合はコンビニATMなどで借入が可能になります。アプリで完結する商品ならカードレスで利用を開始できます。
よくある審査落ちの原因
審査に落ちてしまう主な原因をまとめました。事前に対策できるものも多いため、申込前に確認しておきましょう。
01
申込内容に虚偽がある
年収や勤務先を偽ると、信用情報との照合で発覚します。虚偽申告が判明した場合、即座に審査否決となるだけでなく、今後の申込にも悪影響が及ぶ可能性があります。
02
短期間に複数社へ申込(多重申込)
1ヶ月以内に3社以上申し込むと「申込ブラック」と判断される場合があります。申込履歴は信用情報に6ヶ月間記録されるため、否決された場合は期間を空けて再申込するのが賢明です。
03
在籍確認が取れない
勤務先に電話をしても本人の在籍が確認できないと審査は進みません。休業中や派遣登録のみの場合は事前に相談しておきましょう。
04
信用情報に事故歴がある
過去の延滞・債務整理・代位弁済・強制解約などの記録があると、いわゆる「ブラック」の状態となり審査通過は非常に困難です。
05
総量規制に抵触している
消費者金融の場合、すでに年収の1/3に近い借入がある状態では新規の借入は難しくなります。まずは既存の借入を減らすことが先決です。
06
勤続年数が極端に短い
入社直後や転職を繰り返している場合、収入の安定性に疑問を持たれることがあります。可能であれば勤続6ヶ月以上経ってから申し込むとよいでしょう。
審査通過率を上げるためのポイント
事前準備で審査結果は大きく変わります。通過率を高める3つの鉄則を紹介します。
A
借入希望額は必要最低限にする
希望額が大きいほど審査は厳しくなります。初回は必要最低限の金額で申し込み、利用実績を積んでから増額申請をするのが確実な方法です。限度額50万円以下であれば収入証明書の提出が不要な商品も多く、手続きもスムーズに進みます。
B
申込情報は正確に記入する
年収・勤務先・勤続年数などは正確に記入しましょう。多少不利な情報でも正直に申告するほうが、虚偽が発覚するリスクを避けられます。特に年収は税込の総支給額を記入します。手取り額と間違えないようにしましょう。
C
同時に複数社に申し込まない
「どこかは通るだろう」と複数社に同時申込するのは逆効果です。申込情報はすべて信用情報に記録され、多重申込と判断されるリスクがあります。まずは1社に絞り、結果を待ってから次の行動を考えましょう。
総量規制とは?銀行と消費者金融の違い
総量規制とは、貸金業法に基づき貸金業者からの借入総額を年収の3分の1までに制限する制度です。2010年に完全施行され、多重債務問題の解消に大きく貢献しました。
消費者金融(貸金業者)
総量規制の対象です。プロミス・アコム・アイフル・SMBCモビット・レイクなどが該当します。年収の1/3を超える借入はできません。ただし、おまとめローンや借り換えローンは「例外貸付」として総量規制の対象外となる場合があります。
銀行は貸金業者ではないため、法律上は総量規制の対象外です。ただし、2017年以降は各銀行が自主規制を強化しており、実質的に年収の1/3〜1/2程度を上限とする審査基準を設けています。三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行などが該当します。
注意:クレジットカードのショッピング枠は総量規制の対象外ですが、キャッシング枠は対象に含まれます。現在のキャッシング利用額も借入総額に算入されるため、把握しておきましょう。
よくある質問
カードローンの審査に関して、多く寄せられる疑問にお答えします。
Q
パート・アルバイトでも審査に通りますか?
はい、多くのカードローンはパート・アルバイトの方も申込可能です。重要なのは雇用形態よりも「毎月安定した収入があるかどうか」です。ただし、限度額は正社員と比較して低めに設定される傾向があります。
Q
審査にかかる時間はどれくらいですか?
消費者金融の場合、最短3分〜30分程度で審査結果が出る商品もあります。銀行カードローンは警察庁のデータベース照会が必要なため、最短でも翌営業日以降の回答となります。急ぎの方は消費者金融系を選ぶとよいでしょう。
Q
在籍確認の電話を避けることはできますか?
はい、最近は多くの消費者金融がWeb完結を選択することで電話連絡なしに対応しています。代わりに健康保険証や給与明細などの書類提出で在籍確認を行います。SMBCモビット・プロミス・アイフル・アコムなどが対応しています。
Q
審査に落ちた場合、すぐに別の会社に申し込んでいいですか?
審査に落ちた直後に別の会社へ申し込むことは推奨しません。申込履歴は信用情報に6ヶ月間記録されるため、立て続けに申し込むと「申込ブラック」と見なされる恐れがあります。最低でも1ヶ月、できれば3ヶ月程度は期間を空けることをおすすめします。
Q
自分の信用情報を確認する方法はありますか?
CIC(クレジット系)・JICC(消費者金融系)・全国銀行個人信用情報センター(銀行系)の各機関に開示請求ができます。CICとJICCはスマートフォンからオンラインで手続きが可能で、手数料は500〜1,000円程度です。審査が不安な方は事前に確認しておくと安心です。